今回は文系でIT初心者の私が考える、ITパスポート試験のメリットとデメリットについてご紹介します。
【ITパスポート】メリット1 国家資格で信用度が高い
もちろん、重宝される民間資格もたくさんありますが、中には「どこの団体がやってるの?」というものもあるのが事実です。
国家資格というだけで、信用度が高まります。
【ITパスポート】メリット2 会社などから報酬等があるかも
急速にデジタル化が進む昨今、それに対応できる人材を増やしたいと考える多くの企業や団体などが、積極的にITパスポートの取得を奨励しています。
→活用事例
細部はそれぞれ異なりますが、受験料や会場までの交通費の負担から、合格した際の報酬金が支払われるなど、受験者にとってのメリットが充実しています。
ご自身の勤務先や所属団体について、このような制度がないか一度チェックしてみてください。
【ITパスポート】メリット3 さまざまな基本知識が身につく
資格の名称からは、ネットワークやPCのキホンだけを勉強すればいいのかと想像するかもしれませんが、法律やお金、表計算について等、いろいろな分野が範囲となっています。
またITパスポートは、分野別の最低評価点をクリアしないと合格できないしくみになっています。
→試験内容・合格基準
よって、全ての範囲をまんべんなく勉強する必要があり、ITパスポートの勉強を通して、全体の知識が底上げされることになります。
【ITパスポート試験】メリット4 他の資格の取得がラクになる
前述のとおり、試験内容が広範囲なので、他の資格と内容が重複している部分が多いです。
これから色々と資格を取ろうか検討中の場合、はじめにITパスポートを選ぶのもアリです。
また逆に、既に他の資格を複数持っている方にとって、ITパスポートの勉強は簡単とも言えます。
【ITパスポート試験】デメリット1 就職活動で有利になるわけではない
前述のとおり、ITパスポートは企業などで推奨されていますが、あくまでITを利用するものの基本知識の証明にしかなりません。
たとえばITを専門職を希望している場合、上級資格の基本情報技術者試験や応用情報技術者試験まで取得を考える必要があります。
→試験区分一覧
ただし、将来的にIT専門職を目指していて、かつ、これから勉強をはじめる場合は、いきなり上記の資格だとハードルが高いです。
その場合、ITパスポートからはじめるのが良いと思います。
【ITパスポート試験】デメリット2 勉強が大変
広範囲なだけあり、やはり勉強に時間がかかります。
就職にも役立ち、かつ短期間で取得できるような資格に比べると、コスパが悪いかもしれません。
ただし、受験日の3日前まで試験日を変更できるので、思ったより勉強が進んでいない場合は延期すればOKです。
私も幾度となく延期をし、確実に勉強が進むまで受験しませんでした。
そのおかげで一発合格し、受験料が無駄になることはありませんでした。
ITパスポート試験】メリット・デメリット まとめ
企業等から報酬があるか、知識を広げるためのツールとしてなら受けるべし
ITパスポートが就職に直結はしにくい資格とはいえ、勉強を通して広範囲の基本知識が身に付きます。
今やITの専門職でなくとも多少の知識が必要とされる時代です。
この機会に是非受験を考えてみてください。