MOS Excel(一般)に合格した後も、もう少し勉強を続けたいですか?
でも次に何を勉強するべきか迷いますよね。

特に派遣で働いている、あるいはこれから派遣事務を目指す方だと、「次もパソコン資格でいいの?」「VBAまで行くべき?」「いっそIT系に広げたほうがいい?」と悩みやすいと思います。

私自身、資格を取って終わりではなく、その後にどう仕事へつなげるかが大事だと感じてきました。
実際、資格によっては合格までの勉強そのものが役立つものもあれば、取ったあと実務で使わないともったいないものもあります。

この記事では、MOS Excel合格後に次に取る資格を、派遣でのキャリアアップという視点から整理します。

資格名を並べるだけではなく、「その前に何を見るべきか」「どんな順番で進めると失敗しにくいか」までわかるようにまとめました。

MOS Excel合格後、次の資格を考える前にやるべきこと

結論からいうと、MOS Excel合格後にいきなり次の資格を決めなくても大丈夫です。

先にやるべきなのは、「自分は何を優先したいのか」を整理することです。
ここが曖昧なままだと、せっかく次の資格を取っても、思ったほど仕事に結びつかないことがあります。

MOS Excel取得後 キャリアアップで何をすべきかは「目指す仕事」で変わる

MOS Excel取得後に何をすべきかは、人によってかなり違います。

たとえば、同じ「キャリアアップしたい」でも、時給を上げたい人と、将来的に仕事内容を広げたい人では次の一手が変わるんですね。

  • まずは事務職で時給アップしたい
  • Excelをもっと使えるようになりたい
  • 将来的にはIT寄りの仕事にも広げたい

このどれを優先するかで、MOS Excelの次に選ぶ資格は変わります。
逆にいうと、ここを決めないまま「人気がある資格」を選ぶと、遠回りになりやすいです。

資格より先に、求人票で求められるスキルを確認する

私が先に求人票を見たほうがいいと思うのは、応募条件欄に「この資格レベルの知識がある方」と書かれている求人を見かけるからです。

こういう欄によく出てくる資格は、取ったときに仕事の決定へ直結しやすい傾向があります。つまり、世間一般のおすすめ資格より、実際の求人で求められている資格のほうが優先度は高いんですね。

なので、MOS Excel合格後はまず次の順番で見るのがおすすめです。

  • 自分は月収や時給を優先したいのか
  • それともスキルアップや将来の選択肢を広げたいのか
  • そのうえで求人票の応募条件欄にどんな資格名が出ているか

先に市場を見る。これだけでも、資格選びの失敗はかなり減ります。

けん
けん
先に資格名を決めるより、先に求人票を見るほうが失敗しにくいです。

派遣で使いやすいMOS Excel合格後の次の資格はこの3つ

MOS Excel合格後の次の候補として、派遣で考えやすいのは大きく3つです。

  • MOS Excelエキスパート
  • VBAエキスパート
  • ITパスポートなどのIT資格

この3つはそれぞれ役割が違います。
どれが上、どれが下というより、何を伸ばしたいかで選ぶ感じです。

まず有力なのはMOS Excelエキスパート

一般レベルのMOS Excelを取ったあと、もっとも自然に進みやすいのがExcelエキスパートです。

事務職や営業事務、データ集計系の仕事では、Excelの比重がかなり高いことがあります。そういう求人を狙うなら、MOS Excelエキスパートはわかりやすい強化になります。

特に「Excelを使います」と書いてあっても、実際には関数やデータ整理がそれなりに必要な職場は多いです。
一般レベルから一歩進めておくと、応募時にも実務でも効きやすいです。

業務効率化まで伸ばすならVBAエキスパート

Excelの操作だけでなく、作業の自動化や効率化まで視野に入れるなら、VBAエキスパートが候補になります。

ただ、VBAは少し性質が違います。勉強して身につけた知識がそのまま土台になる資格というより、実務で使ってこそ価値が出やすい資格です。

合格しただけでも無駄ではありませんが、コードを書いたり直したりする場面がないと、どうしてももったいなさが出やすいんですね。

なので、今後の仕事で使う可能性があるかどうかはかなり重要です。

事務からIT寄りに広げるならITパスポートなどのIT資格

今後はIT事務や社内ヘルプデスク寄りの仕事も視野に入れたい。そういう場合は、ITパスポートのようなIT系の入口資格が有力です。

IT資格のよいところは、学習した内容そのものが土台になりやすいことです。ネットワーク、セキュリティ、システム、経営など、広く知っておくと後から効いてくる知識が多いです。

VBAのように「使わないと眠りやすい知識」だけではないので、未経験から少しずつIT寄りへ広げたい人には相性がいいと思います。

MOS Excel エキスパートの次はVBAかIT資格か

ここはかなり迷いやすいポイントです。

結論からいうと、Excel実務を深めたいならVBA、職種の選択肢を広げたいならIT資格、と考えるとわかりやすいです。

Excel実務を深めたい人はVBAが向いている

いま見ている求人が事務職中心で、しかもExcelをしっかり使う職場を狙いたいなら、VBAは強いです。

たとえば、毎月同じ集計をしている、複数ファイルをまとめる、手作業が多い、といった現場ではVBAが刺さることがあります。こういう環境なら、勉強したことをそのまま活かしやすいです。

反対に、入力メインでVBAを使う場面がほぼない職場を想定しているなら、優先度はそこまで高くないかもしれません。

職種の選択肢を広げたい人はIT資格が向いている

将来的にIT事務、ヘルプデスク、社内SE補助のような仕事へ寄せたいなら、IT資格のほうが広がりやすいです。

特に未経験からだと、まずは入口としてITパスポートがわかりやすいです。範囲は広いですが、そのぶん「自分はどの分野に興味があるか」を見つけるきっかけにもなります。

ITパスポートの勉強を進める中で、セキュリティが気になる、システムが気になる、経営寄りが得意そう、という感覚が見えてくることもあります。そのあとで深める方向を決めれば十分です。

迷ったら「今の派遣先で使う可能性が高い方」を選ぶ

VBAかIT資格かで迷ったとき、私は「今後使う可能性が高いほう」を優先するのがおすすめだと思っています。

というのも、資格には大きく2種類あるからです。勉強した知識そのものが役立ちやすい資格と、合格後に使わないともったいない資格です。

IT系の資格は前者寄りで、学習した知識がそのまま基礎体力になりやすいです。一方、VBAは後者寄りで、実務で触れないと定着しにくい面があります。

だから、今の職場や今後応募する求人でVBAを使いそうならVBA、そうでなければIT資格。こう考えると、かなり決めやすくなります。

けん
けん
VBAは、使う場があってこそ強みになりやすい資格です。

私ならMOS Excel合格後にこう動きます

ここまでを踏まえると、私なら次のように動きます。
ポイントは、先に資格名を決めることではなく、先に目的と求人条件を見ることです。

事務職で時給アップを狙う場合の順番

  • まず自分にとっての優先順位を整理する
  • 時給アップが目的なら、求人検索で希望時給を設定する
  • そのうえで応募条件欄を順番に見て、どんな資格が書かれているか確認する
  • 繰り返し出てくる資格があれば、その資格を優先候補にする

この流れなら、資格が市場とずれにくいです。

もし時給アップが第一優先なのに、求人票でほとんど求められていない資格を選んでしまうと、努力のわりに回収しにくくなります。ここはかなり大事です。

将来的にIT系へ寄せたい場合の順番

  • まずはITパスポートを入口として考える
  • 勉強を通じて、自分が得意そうな分野や興味のある分野を探す
  • 必要に応じて、その分野をさらに深める
  • もしITパスポートが広すぎて止まるなら、いったん簿記3級へ回るのもあり

ITパスポートは範囲が広いぶん、未経験者の入口としては優秀です。ただ、人によっては「広すぎてしんどい」と感じることもあります。

そういう場合は、無理に続けるより、いったん簿記3級を取るのも現実的です。簿記はそれ自体が評価されやすいですし、ITパスポートの中にも簿記の知識があると入りやすい分野があります。

遠回りに見えても、止まらずに積み上げられるルートのほうが結果的に強いです。

MOS Excelを取ったあと、派遣で実際にどう活かせるのかは、こちらの記事で先にイメージしておくと判断しやすいです。

MOS資格を持っていると派遣で有利なのか見る

MOS Excel合格後に次の資格を取ってもキャリアアップできない人の特徴

少し厳しめですが、資格を取れば自動的にキャリアアップできるわけではありません。
ここを勘違いすると、資格だけ増えて仕事が変わらない、という状態になりやすいです。

資格を取るだけで応募先を変えない

せっかく資格を取っても、応募する求人の条件を見直さなければ、変化は起こりにくいです。

たとえば、Excelを強化したのに、ずっと同じ条件帯の求人だけを見ていたら、資格の効果を回収しにくいですよね。資格取得と求人の見直しはセットで考えたほうがいいです。

何ができるようになったか説明できない

もうひとつ大事なのが、「資格名」ではなく「できること」を言えるかどうかです。

面談では、MOS ExcelやVBAの名前そのものより、「どの程度使えるのか」「何ができるのか」が見られます。関数を使って集計できるのか、資料作成ができるのか、自動化のイメージがあるのか。このあたりを言葉にできるだけでも印象は変わります。

MOS Excel合格後の次の一歩に迷う人へ

ここまで読んで、「結局、自分はどれに進めばいいの?」と感じた方は、まずはこの基準で考えてみてください。

  • 事務職で時給アップしたい → 求人票を見て、よく出る資格を優先
  • Excel実務をもっと強くしたい → MOS Excelエキスパート
  • 自動化まで踏み込みたい → VBAエキスパート
  • IT寄りの仕事にも広げたい → ITパスポート

最初から完璧に決めなくても大丈夫です。大事なのは、次の資格を「なんとなく」で選ばないことだと思います。

MOS資格を持っていると派遣で有利なのか、先に整理しておきたい方はこちら

まとめ

MOS Excel合格後の次の資格は、全員に共通の正解があるわけではありません。

ただ、派遣でキャリアアップしたいなら、次の順番で考えると失敗しにくいです。

  • まずは自分の優先順位を整理する
  • 求人票の応募条件欄で、実際に求められている資格を確認する
  • Excelを深めたいならMOS Excelエキスパート
  • 実務で使う見込みがあるならVBA
  • IT寄りに広げたいならITパスポート

資格は、取ること自体より、そのあとどう仕事につなげるかが大事です。MOS Excel合格をきっかけに、次は「今の自分にいちばん回収しやすい一手」を選んでみてください。