模試の直しノートは、点数を最短で引き上げるための“原因→対処→再演”の記録台帳です。
本記事では模試の直しノートの書き方テンプレと、翌日以降に効く再演ループの回し方をまとめました。
けん
理解してから手を動かすより、「直し→同じ操作の再演」を先に回した方が仕上がりが速いです!
教材はこの1冊で十分です。回し方と学習計画は下記でどうぞ。
目次
スポンサーリンク
模試の直しノートとは?(目的と使い方)
- 目的:失点の原因を分類→対処→再演に落とし込み、同じミスを二度と出さない。
- 使い方:模試直後に原因を書き出し、当日10分+翌日5分で同じ操作を再演します。
- 効果:「覚えたつもり」を排除し、指の動きと判断の順番を固定できます。
模試 直しノート|書き方テンプレ(コピペOK)
下のテンプレートを記事やメモに貼って、項目だけ差し替えて使ってください。
出題(要約) | 例:テーブル化→集計行で合計、割合列は小数2桁 |
---|---|
自分の誤り | 集計行を出さずにSUM。割合は表示形式ではなく値を丸める指定を見落とし |
原因カテゴリ | ①読み落とし ②操作手順 ③関数知識 ④時間配分 から選択 |
正解の手順 | Ctrl+T → 集計行ON → 合計列に合計、割合列は=ROUND(値,2) → 表示形式で%表示 |
再演メニュー | 同データで3回/別データで1回(口で手順を言いながら) |
次のチェック日 | 明日(T+1)・3日後(T+3)・1週間後(T+7) |
Point:各行は1〜2行で簡潔に。長文にせず、再演の材料に徹します。
模試 直しノート|再演習ループの作り方
- 当日(T+0)10分:直し→同じ操作を3回連続。声出しで手順固定(例:「Ctrl+T→集計行→合計」)。
- 翌日(T+1)5分:ノートを見ずに2回再演。詰まったら手順だけ確認。
- 3日後(T+3)5分:似た別データで1回再演(汎化)。
- 1週間後(T+7)5分:模試の別回で同系統のタスクを1本だけ再演。
時間がない日:1回だけでもOK。回数よりも間隔を空けずに触ることが重要です。
模試 直しノート|記入例(一般)
- 出題:割合列を%表示、小数2桁。列幅自動調整。
- 誤り:%にせず小数表示のまま提出。
- 原因:読み落とし+表示形式の場所で迷い。
- 正解手順:範囲→Ctrl+1→パーセンテージ・小数2→Alt→H→O→I(列幅自動)。
- 再演:同操作3回。声出し「Ctrl+1→%→小数2→HOI」。
模試 直しノート|記入例(エキスパート)
- 出題:INDEX+MATCHで商品名から単価取得(完全一致)。
- 誤り:検索範囲と戻り範囲の行数が不一致で#N/A。
- 原因:関数知識(範囲の整合)+固定の忘れ。
- 正解手順:
=INDEX(単価列, MATCH(商品名, 商品名列, 0))
(行数を一致/列は固定)。 - 再演:商品名を変えて3回。列入替の別表でも1回。
相性の良い“短距離”メニュー
- 一般の頻出タスク(表示形式/テーブル/条件系関数 ほか)の言語化リスト
- エキスパートの頻出タスク(ピボット/条件付/参照関数 ほか)の言語化リスト
- 勉強時間の目安と配分
- 点が伸びない時の処方箋(ボトルネック別の対処)
- この1冊で回すやり方(教材&回し方の結論)
よくある落とし穴(直しノートで防げます)
- 直しを書きっぱなし:書いたら即3回再演がワンセットです。
- 原因が抽象的:「ケアレスミス」では再発します。操作名・手順で具体化。
- 長文化:1項目1〜2行。読む/やるコストを最小に。
- 間隔を空ける:T+1/T+3/T+7の“軽い再演”で定着します。
まとめ|模試の直しノート+再演ループ
- 原因→対処→再演を1カード方式で記録。
- 当日10分・翌日5分の再演が最短で点に直結。
- 教材はこの1冊で十分。迷いを減らし、仕上げだけに集中。