今回はこのテーマについてお話していきます。
その通りだと思います。
私の場合は実務でかなり役立ちましたし、実は報酬にも直結しましたので、意味がありました。
報酬に直結した理由は次でお話します。
MOSの資格は役に立たない? 報酬に直結した理由
私の登録している派遣会社から、このような案内がありました。
こちらの画像は、派遣会社より届いたメールから一部を抜粋しているのですが、
つまり、MOS Excel試験を受験して、もし合格したら、それだけで3万円か5万円がもらえるという内容です。
登録者さんのスキルアップを狙った企画だったようですが、
このメールを受け取ったときには「こんなに好条件な話、あるわけない」と思って、
何度も文章を読み直したのを覚えています笑
ただし、
※本メールはExcel初級レベルのスキル登録をされている事務系職種希望の方にお送りしています。
と記載がありましたので、派遣の登録者全員が対象だったわけではないようです。
私は指定された期間中に、一般レベル(スペシャリスト)を受験し、合格できたので、
無事30,000円の報酬をいただくことができました。
受験料が10,780円(税込、一般価格)で、私が使った参考書代は2,310円です。この合計額を引いても16,910円プラスになりました。
こんなに報酬を受け取ることができて、十分にMOSを受けた意味がありました。
ちなみに、このような企画があった派遣会社はリクルートスタッフィングという会社です。
(余談)
私はこれまで10社以上の派遣会社に登録してきましたが、
リクルートスタッフィングさんの福利厚生は、群を抜いて良いと思っています。今後同じような企画があるかはわかりませんが、今回のように登録しているだけでも報酬を受け取れる可能性は、日頃の福利厚生の良さからしても十分に考えられると思います。
→「おすすめの派遣会社はどこ?」現役派遣社員が厳選して3社に絞りました。
ほかにも、TOEICを受験しただけで受験料分の報酬がもらえる(つまり実質無料で受験できる)とか、プロフィール情報を更新するだけで5,000円の報酬が入ったこともありました。
それでは話をMOSに戻します。
私は正直、MOSを取得しても資格として価値のあるものかがわかりませんでした。
なので、この機会がなければ受験はしていなかったと思います。
ただ実際に勉強して、知らない機能が結構あったので、やって良かったなと思います。
ここから先は、MOSの資格が役に立つと思われるケースを、就職面と実務面に分けてご紹介します。
MOSの資格役に立たない?就職編
就職で役に立つのはこんな人:事務系の仕事に転職したいけど、事務職の実務経験がない【逆にチャンスです】
転職の場合は、特定のスキルについて、経験ありを条件に募集する場合が多いです。
このとき、今までと違う職種に就きたいという方、つまり実務未経験の方については、
経験の代わりに資格を持っていることがスキルの証明となります。
(エン派遣より)
私は今は派遣社員として働いているのですが、これまで60件以上の求人案件に申し込んできました。
その中で、やはりExcelが使えることを条件にしている事務職案件は多く、
中でも特に求人が多いのがVLOOKUP関数とピボットテーブルです。
そしてここからがポイントなのですが、求人数のわりに、希望者の中でVLOOKUP関数とピボットテーブルができる人が意外と少ない(もしくは自身がなくてできると履歴書に書けない)と思います。
ですので、実務未経験者にとってはここが狙い目となります。チャンスです。そもそもできる人が少ないので、スキルがあるだけでも重宝されます。そのとき、口頭で「できます」と言うより、MOSを持っていた方が圧倒的に説得力があります。
ちなみにVLOOKUP関数とピボットテーブルは、MOSのエキスパートの範囲になります。
安心してください。たしかにエキスパートは上級レベルという言われ方もしていますが、
そもそもスペシャリスト(一般レベル)とは内容が全く異なるので、いきなりエキスパートだけを受験しても十分に合格する可能性があります。
この金額について、とある派遣会社の社員さんに、「それはちょっと安いですね。。」
と同情されたことがあります。それくらいの価格と思っていただければと思います。
都内のOA事務の時給は安くても大体1600円くらいが相場なのですが、もしExcelができたおかげでOA事務系の仕事に就業できたとしたら、同じ労働時間でお給料にこんな差が出てきます。
時給 | 1ヶ月(1日8H×20日) | 1年 |
1340円 | 214,400円 | 2,572,800円 |
1600円 | 256,000円 | 3,072,000円 |
差額 1ヶ月で41,600円、1年で499,200円
1年単位で見ると約50万円もの差が出てきますので、
事務職希望の方は、金銭的な観点からも、
未経験でもあきらめずにねらっていった方がいいと思います。
就職で役に立たないかもな人:実務経験あり、新卒
先程もお話しましたが、転職は経験重視の印象です。
VLOOKUP関数とピボットテーブルも含め、実務経験があれば、特に資格で証明する必要はないと思います。
一方新卒の場合は、実務経験はなくて当たり前です。
採用基準も人柄や熱意など、社会人経験者とは違った観点になります。
たしかに、資格は持っていてマイナスになることはないと思いますが、正直、MOSの場合はプラスの影響もさほどないと思います。
ただ、OAスキルはできるのが当たり前という企業も多いと思います。
勉強の教材として、MOSの参考書を使うのは効率的ですよ!
MOSの資格役に立たない?実用編
実用で役立つのはこんな人:日頃Excelを少しでも扱う機会のある人
なぜなら、試験範囲には全体的の機能が網羅されていて、普段使っていない機能を知る機会になるからです。
新しい機能を知ったことにより、作業効率が大幅に向上する可能性があります。
また事務職に就いた場合、募集時の業務内容や応募要件にExcelと書かれていなくても、実際仕事を始めたら触る機会があった!なんていうケースは結構あります。
私も今の会社がまさにそうでして、「MOSでひと通り勉強しておいてよかった…むしろ勉強してなかったら知らなかったら、ツカエナイ人になってたかも…」とひやひやした経験があります。
実用では役に立たないかもな人:Excelのスキルに既に自身がある人
こちらは言うまでもないかも知れませんが、Excelは資格重視のスキルではなく、実力重視のスキルだと思います。
なので、既にスキルがあって困っていないという方は、受けなくていいと思います。
MOSの資格は役に立たない?その他編
その他、役立つのはこんな人①:Excelを覚えたい人
MOSの試験は、受験者が概要を把握しているかを見ることに重点が置かれているように思います。ですので、試験勉強をしていれば、自ずと全体の機能を覚えられます。
ただしExcelの場合ですと、関数をメインで覚えたい場合は、エキスパートまで勉強する必要があります。
受験料が高額なので、少々コスパの悪い覚え方になる気もしますが、お金がかかっているとサボらなくなる!という方には向いています。
その他、役立つのはこんな人②:とにかく何か資格がほしい人
理由は短期間で合格しやすいからです。
私が受験したExcelスペシャリストの場合、数学に強い抵抗のない方なら、Excel自体が初心者でも十分に合格が狙えます。
詳しい勉強方法についてはMOS Excel スペシャリストの勉強方法【3週間で合格しました】でご紹介しています。
MOSの資格は役に立たない?まとめ
いかがでしたか?
MOSは、既にスキルに自信のある方は受験しなくてもいいと思います。
でも、実務経験なしの事務職への転職希望者にはチャンスになる資格ですので、該当する方は、是非取得してください。
以下、詳しい解説の記事です。
申し込み方法について
→2023年版!【MOS試験の申し込み方法】20枚の画像を使って手順を紹介します
申し込み後から当日の流れについて
→【体験談】MOS 試験 当日までの準備3つ、当日の流れ6フロー